倒産経験社長の実体験ブログ

経営していた会社が20☓☓年に経営破綻。負債3億円以上で会社は破算で個人も自己破算、そんな倒産を体験した元社長による実話ブログです。倒産前から弁護士介入、裁判、免責許可までの手続きの実体験、流れや出来事、生活の様子などなどを綴ってます。

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倒産と夜逃げ・倒産と自殺

倒産は人生の終わりではなく始まり

私が弁護士さんに言われた言葉です。

会社は倒産、破産、連帯保証人である代表者(自分)も自己破産、そしてちゃんとした手続きを経て「免責」を受ける。もちろん債権者様の他、多くの方にご迷惑はお掛けしてしまいますが、日本の法律で認められている手続きですので、しっかりと根気よく頑張れば、倒産しても人生は終わりではありません。

確かに資産は没収され、クレジットカードはしばらく作る事は出来なくなりますが、借金は無くなりますので、またイチから働いて頑張ればやり直す事が出来ます。

破産手続きが終われば債権者だった銀行の口座も再び利用する事も出来ますし、破産前と基本的には変わらない状態で生活する事が出来ます。不動産の賃貸契約時の保証会社の審査も問題なく通過しました。

あ、そういえば、DOCOMOで携帯買い替えた時、分割払いが出来ずに一括払いのみでした。破算してから何年も経ちますが、影響があったのはそれぐらいです。まー、今後は子供が車買いたいと言っても保証人になれなかったり、これから住宅ローンを組んで自宅を購入というのも年齢的に難しかったり、そういう事はありますが、生活自体は何ら問題ないのでご安心下さい。

取引先社長の自殺

まだ社長をやっていた当時、取引先の社長が自殺されました。残された社員はその後処理に追われ、大変な苦労をされてました。奥様、そして小さなお子様もいたので、家族の事を思うと何とも言えない気持ちになりました。

故社長には何度かお会いした事はありましたが、特別プライベートでのお付き合いはありませんでしたので、もちろん事前の相談などもありませんでした。基本的に経営者は孤独ですので、相談できる人もいない状態で一人で悩んでしまうケースが多いのだと思います。そして、自殺という選択肢を選んでしまった事は残念で仕方ありません。

資金繰りが苦しくなり、取引先への支払い、銀行への返済が滞ると、取り立て対応も大変で、精神的にも追い詰められてしまっていたのだと思います。その前に是非誰かに相談する事を決断して欲しいと思います。弁護士さんに連絡しずらければ、相談を受けてくれる機関であったり、私でももちろん、匿名でのやり取りであれば気が楽でしょう。

 

夜逃げ

最近でも夜逃げされる方はいるのでしょうか?ゼロではないと思いますが、もう一文無しで債権者に追われる日々を送っていたとしても、夜逃げする前に弁護士さんへ相談されてみてください。もちろん匿名で私のような経験者へ相談でもいいと思います。

仮に消費者金融からも借り、闇金にも手を出してしまったとしても、弁護士さんへ相談して介入してもらう事が出来れば、介入したその日から電話に出る必要も一切なくなります。債権者とのやり取りの窓口は全て弁護士事務所で対応してくれるようになります。私も何カ月もずっと、毎日債権者とのやり取り、電話に追われていましたが、介入と同時に一切なくなりました。

弁護士事務所への費用は当然かかりますが、仮にもう無一文だとしても、未回収の売掛金であったり、何らかの資産さえあれば、そこから捻出できる可能性が大です。それらの回収も含めて弁護士事務所で代行してもらえます。

法的手続きへ

もしも今、辛い立場にあり、悩んでしまっている方がいらっしゃいましたら、自分で悩んでも解決先は限られておりますので、是非どこかへまず相談して下さい。このブログを読んでどこかへ相談してくれる事、それこそこのブログを始めた大きな目的の1つです。

相談にも踏み切れない際は、匿名で私に相談して下さい。何ら資格もないですが、経験者ですので理解できるところ、共有できるところは沢山あり、散々色々な経験をしながら知識も習得してきましたので、そして必要あらば親身に対応して頂ける弁護士さんもご紹介可能です。

しっかりと法的手続きをすれば、夜逃げも自殺も選択肢から100%無くなります。